遺骨について / where the bones are sleeping
久しぶりの記事がこんな記事なのはどうかと思うが今日興味深い話をしたので備忘録に。
あなたは以下のようなストーリーにどういう感想を持ちますか。
「わしが死んだら骨は大海原に撒いてくれ‥‥」
父が死んだ。
「お父さん、あの海大好きだったもんね」
私たちは父の遺骨を粉末にして、生前よく訪れていた海を訪れた。
天気は晴れ。風がある。
「お父さん、、、」
灰色の粉を骨壷からつかみ出すと同時に、一段と強い風が吹いた。
広い青い海原の上を風に乗ってどんどん散っていく。
もう姿としては見えないけれど、きっとこの海の上をどこまでも飛んでいくのだろう。
なんてストーリー。
私的にはロマンチックだな、とか、家族に恵まれたね、とか思ってた。
でもね、それね、少し待った方が良いかもしれない。
今日、友達と話してた時、遺骨の話になった。
彼のお母さんはオーストリア出身なんだが、もう親戚はほとんどオーストリアにいない。が、祖父母のお墓はオーストリアにある。
彼の両親自身はミュンヘンだけど、そんな頻繁にお墓の世話に行けない。
なのでこれは不便だってことで、オーストリアのお墓を解約することにしたらしい。
そこでふと、棺の中の骨はどうするんだと疑問になった。
彼曰く、土葬だけど何十年も経ってるから骨もそんなにないだろうと。
それでも日本みたいに火葬して骨壷一つ分、とかじゃないだろうから、もし移すなら大変じゃない?って話から、死んだ後自分の骨をどうしたいかって話になった。
宇宙葬とかはお金かかるけど、海に撒いて欲しい人は一定数いるよねって言ったら、「それ違法じゃん」って言われた。
そう、なんとドイツでは骨を海に撒くのは違法らしいです。
(詳しく調べてないのでざっくりとした定義しか知らないので悪しからず)
「え?日本はそれ合法なの?」
って聞かれたけど、しょーじきね、えぇなんというか
合法かどうかなんて考えたことすらねーよ!ってレベルでした。
で、調べてみました。
各自治体の条例によりますが、基本的には
・粉末状にしている
・迷惑のかからない節度が保たれた範囲
でならオッケーらしいです。
ドラマとかでたまに見たことあるシチュエーションなのに違法だったらどうしようかと思った汗
なんだか久しぶりに変な角度から入ってきた興味ある話だったのでメモ代わりに記事書きました。