HERZENのドイツと趣味と後諸々

ドイツ移住備忘録と趣味 / Memo for living in Germany and my favourites

大きな手術、そして入院 / kind of a serious surgery

最近妊娠絡みでバタバタしてるけど、遡ること半年前(2020年1月〜2月)、別のことで病院通ってた。

 

ドイツで初めて(妻が)手術と入院したので、次回のために最初にまとめ

・保険証と(あるなら)診断書は絶対に忘れないように(事前にメール添付してても持参する)

・入院食は味気ないので、フルーツなどを大量に差し入れしよう

・入院は一泊10€(後日請求くる)

 

去年末から妻が腰が妙に痛かったり、生理が重かったり、生理じゃないのに卵巣が痛んだりということが起きてた。

去年夏からの妊活も上手く行ってなかったので、何かあるかもということで今年頭に病院へ。

そこでわかったのは左の卵巣だけ拳大に膨らんでるという事実。

この時はデュッセルドルフの日系病院に行ってた。

 

で、膨らんでる可能性としては

・腫瘍が卵巣付近で育っている

・何かが卵巣ー子宮の間に詰まって血が流れていない

・卵巣嚢胞、俗にいうチョコレート嚢胞

"Ovarialtumor links, Endometoriumhyperplasie"という診断

 

いずれにせよ手術が必要。

で、問題はこの日系病院では手術機材や入院がなく、かつ手術後は移動が辛いので家に早く帰れる病院にした方がいいということ。

(デュッセルドルフはちと遠い)

日系病院には診断書を書いてもらい、家の近くで病院を探すことにした。

知り合いに教えてもらった地元の産婦人科に診断書を添付してメールで聞いたら、近くの一番大きな病院を紹介してもらったのでそこに連絡。

すぐに返事がきて、診察の予約が出来た。この診察が2月中旬だったかな。

 

で、いざ病院へ。

健康保険のカードは持っていたけど、肝心の診断書を忘れてた。

なんとかメールで以前送ってるからどうにかならないかとお願いし、携帯で診断書を開いて見せたりしたらなんとかしてくれた。

以前の病院からの診断書がある場合は絶対忘れないように。

 

診察(現状を確認しただけ)も無事終わり手術日程調整へ。

診察が木曜日だったけど、なんと翌日の金曜か翌週月曜が直近で空いてるよとのこと。

そこを逃すとそれなりに日が空くようだった。

翌日はちょっと急だったので月曜にお願いしてその日は帰宅。

言われたのは

・日曜の夜10時以降から食事するな

・月曜朝は純粋な水なら飲んでよし

 

月曜早朝病院へ。

入院する部屋に案内されて妻はお着替え。

ベットに寝かされて出荷されて行った。

エレベータまで着いて行った後、「ここからは手術関係者だけだから」と言われてエレベータ立ち入り禁止されて見送った。

 

腹腔鏡という手術が行われた。

ドイツ語でLaparoskopie。

お腹に小さな穴開けて、そこから筒みたいなのを突っ込んで手術。

妻はお腹(お腹と股、左右太腿の境目付近)に穴3つ空いて帰ってきた。

がっつり開腹しない分、体への負担が少ないんだとか。

聞いてて怖かったのは、この穴、術後に縫ったりしないんだって。

防水ガーゼみたいなの貼って数日過ごしたら自然治癒で塞がってるという仕組み。

こえーよー。

先生『内容としてはやはり卵巣嚢胞があったのでそれを除去して、卵巣を掃除。

ついで(?)に子宮の中も掃除しておいたから、子供作るなら今年が一番出来やすいよ。

卵巣嚢胞は再発するかどうか誰にもわからない。再発する可能性はもちろんある。

ただ、子供ができると体質変わって出来にくくなる傾向にある。』

写真見せてもらったけど本当に大きなチョコレートみたいなのが卵巣内に出来てた。

 

4時間ちょっとして妻が病室に帰ってきた。

麻酔切れてぼーっとしてる。

夜ご飯はハムとパンだけの食事。

ものすごく味気ない。

差し入れのトマトとみかんを食べてた。

夜になって私は帰宅。

 

翌日火曜、元気そう。

自分で自由に動き回れないけど、手術痕の痛みもないみたい。

ポケモンGOでジムが届くのが楽しいらしい。

同室の女性もポケモンGOをやることがわかりフレンドになってた。

(二人一室の相部屋)

 

翌日水曜、ずっと寝てるので腰が痛いみたい。

ミニトマトが美味いそうだ。

病院内をゆっくり散歩デート。看護婦さんからも「歩けるなら歩き回りなさい」と言われる。

 

木曜日、退院の日。

私が到着前の出来事。

鋭い痛みが右脇腹を襲う。

右肩も痛み出すと同時に右腕が痺れる。

ナースコールをなんとか押すも看護婦さんにドイツ語で説明できないでいると、

相部屋女性の付き添いさんが丁寧な英語で状況確認して通訳してくれたそう。

とても感謝。

鎮痛剤とガス抜きの薬を飲んで2時間程寝ると回復。

腹腔鏡手術後、お腹にガスが溜まって(神経を圧迫するから?)痺れることはよくあるそうだ。

この1回だけでそれ以降痺れはなかったが本人は非常に怖かったろうに。(そらそうだよね)

先生曰く、歩いて運動して代謝とガス抜きを促進したら大丈夫とのこと。

その後退院。タクシーでお家帰る。

 

金曜日

少し散歩できる。

段差があると振動で少し痛いけど歩ける。

傷口のところに水がかかり過ぎないようにシャワーを浴びる。

便も無事に出る。

 

土曜日

かなり歩けるようになる。

全快とはいかないものの元気そう。

 

日曜

もう元気

 

月曜

いよいよ傷口を塞ぐパッチを剥がす。

傷口はしっかり見えるけど、カバーしてなくても大丈夫そう。

お風呂につけるのは当分やめとけて言われたのでシャワーで済ます。

 

こんな感じで妻は手術から1週間で日常生活に支障ないレベルに回復しました。

そして次の生理も無事に来て無事に終わり、手術の影響もなさそう。

この生理の後すぐ妊娠したので「綺麗にしたから今年が一番妊娠しやすいよ」という先生の言葉を実感。

妻も元気、子供も無事生まれて来ますように。