ドイツで照明を設置する / Celling light cables in Germany
今回は照明を設置するのに苦労したお話。
手順をメモっておく。
一番気をつけなければいけないケーブル接続の出来上がりはこんなの
順番は、
- 天井、または壁のケーブルの位置を確認する
- 買ってきた照明の固定道具と適切な位置を確認
- 照明の固定道具と位置に合わせて天井(壁)に穴を開ける
- 天井のケーブルと照明のケーブルを繋げて固定具をはめる
- 外側カバーがある照明はカバーをはめて完了
1. 天井、または壁のケーブルの位置を確認する
ケーブルはこんな感じで出てる
天井ケーブルは高い位置にあるので、照明設置を楽にするためには目線が丁度ケーブルのところに来るくらいの脚立が欲しい。
照明を持ってそこまで重いと感じなくても、ケーブルとの接続や留め具作業などをやりながら照明を持ち上げてるとかなり辛い。
手伝ってくれる人がいるなら照明本体を支えててもらいながら下記各作業を行うと楽。
2. 買ってきた照明の固定道具と適切な位置を確認
照明によって固定器具が違うので、箱を開けてどう固定するのか確認をする。
大概天井に穴を空けてネジを打ち込むと思うので、天井のどこにどのくらいの大きさの穴を空ける必要があるのかマーキングする。
3. 照明の固定道具と位置に合わせて天井(壁)に穴を開ける
ここが第一試練。
穴は↓写真のようなドリルで空ける。
ドイツ語ではBohrmaschine(ボアマシーネ)と言います。
DIYショップで貸し出しもやってるけど、ずっと使うことになると思うので購入が良いかと。
ちなみに緑が初心者用、青がプロ用らしい。
写真のドリル機は40€くらいだったかな。
もちろんドリル先端も買う必要がある。対象素材(コンクリや木材)によってドリルが違うので店員さんに要確認。
天井に穴を空けたいと言えば必要なドリルを持ってきてくれると思う。
ドリルは4 - 10mmの範囲のものを一通り持ってれば良いかと。
今のところ6mmで全て事足りている。
で、穴空けの時の注意点は、上記2.でしっかりマーキングすること、後述の照明固定道具のサイズをしっかり見ること、そして照明スイッチとケーブルの線上は避けること。というのも、天井上を配線が通っていて、ドリルが配線を貫く可能性があるから。
私はなんとなくこの辺大丈夫そうという感覚で穴を空けて失敗しなかったけど、不安な人は配線を感知する機械があるらしいのでそれを購入するのが良いと思います。
穴を空けている途中で、穴がまだ浅いのに進まなくなったらドリル機のモードをピストン有りにすると良い。
そのモードで天井に押し付けると、回転+ピストンでどんどん砕いて進んでくれる。
ちなみにゴーグル着用した方がいい。天井から粉がどんどん落ちて来る。
4. 天井のケーブルと照明のケーブルを繋げて固定具をはめる
第二の試練。
配線の色で迷ったら参考にしてください。
最近の照明のケーブルはこのメモ一番上の写真にある通り、茶色、青、緑/黄色の三本で、比較的新しい建物だと天井から出ているケーブルも同色。
なので、同じ色同士を繋げばオッケー。
(緑/黄色の線はアースなので、繋ぎ先がない場合もある)
ただ、昔からある建物(ウチがそう)ではケーブルの色が少し違い、黒、灰色、赤茶色の三本が出ているので注意。
(1.ケーブル達の一つ目の写真)
以下が配線の対応
古い配線:新しい配線
黒:茶色
灰色:青
赤茶色:緑/黄色
下のリンクで画像が確認出来る
Datei:Adernfarben alt auf neu.jpg – Wikipedia
写真内で配線同士を繋げている道具をLüsterklemme(リュスタークレメ)といい、照明を買ったら中に大体入ってると思う。なかったら自分で買おう。
これは配線をつなげる役割と、配線を繋げてないむき出しのケーブルにつけて接触事故を起こさないためにある。
で、配線できたら天井に照明を固定するのだが、これには↓写真のDübel(デューベル)という道具とネジを使う場合が多い。
(照明に、固定用のDübelやネジがセットで入っている場合があるので、その場合は自分で購入の必要はない。入ってない場合もある。)
裏にサイズ感が書いてあるが、写真のものだと
- 準備としてドリルでの穴空けは6mm幅で奥行き60mm程
- 対応ネジは幅4-5mmで、長さ55mm以下
照明を固定できるネジがどのようなものが見極める。
そのネジに合うデューベルを買う。
そしてそのデューベルに合う穴をドリルで空ける。
5. 外側カバーがある照明はカバーをはめて完了
これは照明によって千差万別なので、説明書をよく読んではめること。
ちなみに、交換式電球の場合は照明と電球にそれぞれ対応サイズとワットが書いているので間違えないように。サイズ表記は忘れたけど、はめ込む電球のサイズが二つほどある。
また、はめ込む際に回しすぎると簡単に電球の首が折れて壊れるので、少しずつ回し入れて、少しでも抵抗を感じたら回すのをやめること。
照明は色々道具揃えたり苦労もしたけど、明かりが灯った時の感動は一入だったなー。