HERZENのドイツと趣味と後諸々

ドイツ移住備忘録と趣味 / Memo for living in Germany and my favourites

ドイツの運転免許証 / German driving licence

日本の免許からドイツの免許へ書き換えしてきた。

持ってったもの。

  • パスポート
  • 日本の免許証
  • 日本の免許証のドイツ語証明(日本領事館発行)
  • 滞在許可証
  • 写真(3.5*4.5mm)

 

書き換え期間の注意

日本免許から書き換える場合は、滞在を始めてから半年以内の書き換え申請が必要。

"滞在を始めて"の定義は住民登録で申請した住所に住み始めた日らしいが、人によってはドイツ入国日からとか言い出すかもしれないので、どちらも半年以内に収まる日付で申請に行った方がいいかと。

半年過ぎても三年以内であれば書き換え可能だが、その場合はドイツで応急処置(Erste Hilfe(ファーストエイド))訓練を受けた証明が必要になるそうなのでかなりめんどくさそう。

三年過ぎたらドイツ国内で一から取得。

 

交通局(Straßenverhehrsamt)へ

ちなみに免許更新に向かう先は、名前がちょこちょこ違うみたいなので注意。

(Führerscheinstelleって名前だったりもするらしい)

 

私の街の交通局は、例のごとく予約を取ってきてとサイトに載っていたが、住民局とは違い当日整理券があることが明記されていた。

交通局自体は朝7:00からだが、当日整理券は06:45から配りますよとのこと。

朝早くバスに揺られて06:40過ぎに到着。

なんともう長蛇の列が。。皆早起きね。

冬の暗い時期に明かりの少ない場所で長蛇の列。なんだか職と食を求めて並んでる求職者みたい。

その求職者の列に参列。早く仕事始めたいなー。

 

この交通局、免許絡みだけでなくナンバープレートの登録と発行もやっていた。

実は長蛇の列のほとんどがナンバープレート登録の人で、免許絡みは少しだった。

係員に「免許絡みの申請の方はいませんかー?」と声をかけられ長蛇の皆さんを尻目にそそくさと受付へ。なんだか申し訳ない。

受付で日本免許からの書き換えをしたく、必要書類は持ってきた旨を伝える。

「ドイツのドライビングスクールの確認書と応急処置訓練実施済の証明書は?」と聞かれる。この質問は想定内。

日本の免許はそれを包括している旨を伝えると、「いやいやだめよ。あなたドイツでもそれを受けなきゃ。」と言われたので「必要ないんですよ」と答える。

後ろの列から「なんだあのアジア人、わかってないな」って声と笑いが聞こえてくるが私は間違ってない自信があるので動揺しない。平常心。

朝早く起きてここまで来た私は素晴らしい人間だという意味のわからない心の余裕も手伝って冷静に丁寧に、日本の免許書き換えを半年以内に行う場合はドイツの免許と同等に扱われて書き換え可能なことを説明。

受付のおばちゃま、うーんと何かを調べてから結局整理券をくれた。

07:50頃に呼ばれると書いていたので建物併設のカフェで一杯。

 

妻とラインしていると

「もう政府が免許のお墨付き出してるサイトを検索しといて、同じ質問されたらすぐ出せるようにしておけば?」

とのアドバイス。

確かに。

整理券で呼ばれた先でまた受付と同じやり取りを行う可能性があるので、私が拙いドイツ語で説明するより政府のサイトを見せたが早いわ。

ナイスアドバイス。

ということで以下サイトを携帯で開いておいた。

https://www.gesetze-im-internet.de/fev_2010/anlage_11.html

ここに日本の免許はドイツで学科試験も実技試験も不要なカテゴリーであることが記載されている。

 

07:50丁度にデスクへ呼ばれ向かう。

特に事前の質問もされず、必要書類を渡すとわかってますよとばかりに黙々と作業。

が、ここで予期せぬ流れに。

「あれ?あなたイングランドでも書き換えしてません?書き換えしたのに日本の免許持ってるの?イングランドの免許は返却したんですよね、ちゃんと?複数持っちゃだめですよ?」

慌てて「はい。」と挙動不振に答える。

確かにUKでも免許書き換えしてる。そしてそれがドイツから参照するデータベースに出てくるとは予想していなかった。。

UKは有効な免許を複数所持することを許していない。

が、日本政府との間で交渉がされており、運が悪くない限りは免許が日本大使館に返還されるのだ。(返ってこない場合もある。運。)

で、大使館に返却された免許は、本人が大使館に向かえば返してくれる。

これは日本が「書き換えしたとはいえ、日本の免許が返ってこないことは日本に帰国する日本人にとって非常に大変なこと。本人に返すのはまずいだろうが、日本領土である大使館に返してはくれないだろうか?」とUKと交渉した賜物。

政府はけっこー細かい仕事もしてるなぁと感心したことがある。

で、そんなことが意外な爆弾になったわけだが、私の挙動不審な返事を気にせず問題なしと判断して作業を進めるお姉さん。

他国で書き換え実績のある方は会話にお気を付けください。

他に問題になることはなく申請完了。

 

受け取りと日本の免許証の扱い

ドイツの免許は住み始めてから半年しないと受け取れないらしく、6月に取りに来てくださいと言われた。

それまでは日本の免許証とそのドイツ語証明で運転していいんだって。

(半年以内に申請しないと行けないのに、半年経たないと受け取れない?変なの)

先のことで忘れそうだなと思ったけど、免許ができたらテキストを送ってくれるとのこと。

無事に免許受け取れたらここに追記。

 

----- 13.10.2019追記開始 -----

免許は無事受け取れました。

6月中旬に受け取り可能だったけど行ったのは8月頭。

妻の免許証書き換え申請を兼ねて行ってきました。

パスポート見せて、日本の免許渡してあっさりゲット。

日本の免許はドイツ政府に送ると言っていた。

運が良ければ

ドイツ政府→日本大使館→日本領事館

という流れで返ってきてくれるかも。

ちなみに在独10年の知り合いは未だに返ってきてないと言っている。。。

返ってきたらラッキーくらいに思ってよ。

----- 13.10.2019追記終了 -----

 

 

ちなみに日本の免許は以下の流れどれかになるようだ。

対応する人と街によるみたい。

  • その場で返却される

 =>日本人に優しいデュッセルドルフはこのパターンがあるらしい。

  • 日本大使館に返却され、最寄りの領事館に届く

 =>在留届を提出していれば連絡がきて返してもらえる。

 (ただし、返してもらうにはドイツの免許を返却しないと行けないとかなんとか。代償は不明)

  • 返ってこない

 

----- 01.10.2020追記開始 -----

2019年8月に書き換えた妻の免許証、なんと1年の時を経て帰ってきました。

2020年9月頭に領事館から連絡があり、日本の免許が返納されているので取りに来てくださいとのこと。

パスポートで本人証明したらあっさり返却。

 

いーなぁー。

私の方が数ヶ月先に書き換えたのにまだ返って来てない。

というかもう返って来ないと思う。

----- 01.10.2020追記終了 -----